斧節

混ぜるな危険

創価学会の献金

・『池田大作先生への手紙 私の自己批判をこめて原島嵩 1980年

 ・戸田城聖は一党一派を否定
 ・創価学会献金

『徴税権力 国税庁の研究』落合博実 2006年
『絶望の淵より甦る 創価学会を脱会した歴史の生き証人 体験を通して真の信仰へ』原島嵩 2007年

 創価学会は、幼児にいたるまで広布部員(財務を出す人)にします。まず大口(100万円以上出す人)をどれだけ拡大するか、次に一口(一口は1万円)を、二口、三口にする戦い。第三に、新規申し込みを徹底して推進します。
 部員リスト、大口リストをつくり、大口担当者、一口担当者が決められ、100万円以上する人を何人獲得するかを競わせるのです。また一口しかできない人にもギュウギュウと責めたて、二口、三口以上にもっていきます。そして、さらに金を出す人をより多く獲得していくのです。挙げ句は、苛酷にも金のない人には借金までして出させようとしています。
 そのため一部の会員は、サラ金に手を出して金を捻出します。驚いたことに、東京・大田区の婦人部の活動ノートには、あるサラ金会社からは借りてはいけないとの注意事項までのっています。ということは、サラ金から借りて財務に応ずることは当たり前になっていることを示しています。兵庫県尼崎市民主商工会に置かれた「阪神サラ金被害者の会」の相談コーナーには、月に50件から60件ものサラ金被害者の相談が持ち込まれますが、なんと、相談者の6割を創価学会員が占めていたとのことです。
 そのため、金策をめぐる犯罪、サラ金による自殺、夜逃げが頻発しています。


【『誰も書かなかった池田大作 創価学会の真実』原島嵩〈はらしま・たかし〉(日新報道、2002年)以下同】

 三桁(100万円以上)の財務が奨励されたのは創立60周年(1990年)の時だったと記憶している。で、東京牧口記念会館が1993年に完成する。私の周囲では婦人部の本部長(ご主人の名義で)と男子部の先輩が1000万円やった。

 男子部本部長をしていた時、90口しかできないことに気づいた。前年、前々年と三桁やっていたにもかかわらずだ。そこで急遽、部幹部全員と面談し、「私は90口しかできない。何とか頑張って三桁やって欲しい」と口説いた。下町の男子部の財務の取り組みは中々悲惨である。取り敢えず食べ物を減らすことから始まるのだ。私の場合、朝晩は茹で卵1ヶで昼食は会社の弁当を食べる生活となる。前にも書いたが、水道が止まったこともあった。結果的に部幹部、本部幹部17人が三桁をやった。5支部だから、よくやったと思う。ほぼ全員だ(笑)。我々は確かに「金銭に対する執着」をスッパリと断ち切った。

 三桁経験者をベテランの総区幹部が家庭訪問をするというのは八王子の婦人部で実際に行われていた。ちょっとビックリした覚えがある。あと、やたらと会合で「三桁やった」という話が出て、これにも驚いた。私は一度も話したことがない。

 また、別の地域で「昔、区幹部会で財務の活動報告をした人が実は借金をしていた」との話を聞いたことがある。それ以外は一度もない。また未成年者が広布部員になった例も私の知る限りでは一人もいない。原島の文章はあやふやな情報を元にしながら、「金策をめぐる犯罪、サラ金による自殺、夜逃げが頻発しています」などと書いていて、信ずるに値しない。「本当に教学部長だったのか、あんたは?」と言いたくなる。

 この「日章」こそ、池田が営業部長をつとめていた「大蔵商事」の後身です。大倉商事は、現在のサラ金の走りともいうべき高利貸しの会社でした。池田は20歳代で金集め、借金の取り立てに辣腕をふるいました。(中略)
 ところで、最近「財務のためにお金を借りるなら日章で」ということが学会内で言われており、実際、日章から借りて財務を納めたという人もいます。とすれば、日章は、再び金融業に力を入れていることになります。金融業「大蔵商事」の再現というべきです。

 これもどうなのかね? 眉に唾(つば)をつけたくなる。

 ユダヤ教キリスト教の場合、献金の目安は十分の一税である。ま、妥当なところだろう。令和4年度の国民負担率(見通し)は46.5%である(財務省)。収入の46.5%も取り上げられているのだ。サラリーマンの場合、源泉徴収で自動的に差し引かれる。

 創価学会員は献金以外に機関紙・誌や書籍代、民音のチケット代などが馬鹿にならない。特に財務納金がATMで行うようになってから、聖教新聞の多部数購読が推進された。千葉県市川市のある支部長は20部も購読させられていた。「若き池田先生は100部とっていた」なんてエピソードが組織で吹聴された。

 自己犠牲を美化するのが創価学会の悪しき組織文化である。テロ要因となるから気をつけよ。

「統一教会に限らず、色々な団体で高額なお金を出す例はある。私の知り合いで創価学会に一家で8000万円献金したという方もいるので、そういう例はあると思う」