斧節

混ぜるな危険

脳は妄想と現実を区別しない

 ・脳は妄想と現実を区別しない

・『アファメーション』ルー・タイス
・『「原因」と「結果」の法則』ジェームズ・アレン
・『「原因」と「結果」の法則2 幸福への道』ジェームズ・アレン
・『新板 マーフィー世界一かんたんな自己実現法ジョセフ・マーフィー
・『未来は、えらべる!』バシャール、本田健
・『潜在意識をとことん使いこなす』C・ジェームス・ジェンセン
・『こうして、思考は現実になる』パム・グラウト
・『こうして、思考は現実になる 2』パム・グラウト
・『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ
・『あなたという習慣を断つ 脳科学が教える新しい自分になる方法』ジョー・ディスペンザ
・『ゆだねるということ あなたの人生に奇跡を起こす法』ディーパック・チョプラ
『無意識がわかれば人生が変わる 「現実」は4つのメンタルモデルからつくり出される』前野隆司、由佐美加子
『ザ・メンタルモデル 痛みの分離から統合へ向かう人の進化のテクノロジー』由佐美加子、天外伺朗
・『ザ・メンタルモデル ワークブック 自分を「観る」から始まる生きやすさへのパラダイムシフト』由佐美加子、中村伸也

 じつは、脳が現実だと認識する情報は、物理世界にかぎられていないし、その情報が嘘か真かという区別もありません。では、脳が何をもって現実と認識するのかといえば、【一番臨場感の強いもの】なのです。
 映画館の場合は、【映画館という物理世界よりも、スクリーンに展開する情報世界のほうに、より強い臨場感を感じていれば、脳はそれを現実として受け止めます。】だから、手に汗を握ったり、叫び声を上げたりという反応が起こります。同様に、小説を読みふけり、物語により強い臨場感を感じていれば、目の前に急ぎの仕事が山積みにされていても、脳にとってはそれは現実ではないのです。


【『「言葉」があなたの人生を決める』苫米地英人〈とまべち・ひでと〉:マーク・シューベルト監修(フォレスト出版、2013年)】

 創価学会で行われている決意発表を、より具体的にしたものがアファメーションである。一種のセルフマインドコントロールで、言葉を使って脳を固定し、なりたい自分を目指す方法である。必須ではないのだが、このあたりの概念を知っていると後々役立つ。

 脳は妄想と現実を区別しない。現実とは外にあるのではない。認知の中にあるのだ。すなわち認識できないものは現実から外れる。

 妄想性障害認知症になると妄想に支配される。しかしながら、よくよく見極めると健常者の認知にもバイアス(歪み)がかかっており、それを自覚し得ないところに苦悩が生まれる。

 悟りとは認識の転換である。ありのままの世界が美しいと気づくことなのだ。

 苫米地英人は大量の書籍を刊行し続けているが、その目的は高額セミナーに誘導することにある。決して騙されないように。