斧節

混ぜるな危険

日本共産党と創価学会に共通する除名の論理

 ・日本共産党創価学会に共通する除名の論理

「朝日新聞」社説は「結社の自由」に対し不見識 志位和夫委員長会見 2023.2.9

「除名処分決まった」党首公選要求の共産党員が発表

 党首公選制導入などを訴えた現役の共産党員で、ジャーナリストの松竹伸幸氏が5日夜、自身のブログで党から除名処分を下されるとの見通しを示した。6日に開かれる記者会見で経緯を明らかにする。共産は「分派を生みかねない」として党員による直接投票で党首を選ぶことを認めていない。


産経ニュース 2023/2/5

 ほら、創価学会とそっくりだろ?(笑) 異分子を排除すること自体が多様性の否定であり、執行部の指導力のなさを雄弁に物語っている。かつて池田大作は首相公選制を主張したことがあるが、結果的に皇統を否定している事実にも気づかなかったのだろう。たぶん共和制を気取っただけと推察する。しかも首相公選制をしておきながら、お膝元の公明党は党首を公選していないのである。

 もしも日本共産党が党首公選制を導入していれば、党員は飛躍的に拡大し、マスメディアの注目を集めたことだろう。更に国政選挙で躍進するようなことがあれば、立憲民主党日本維新の会は何らかの協力体制を敷かざるを得なくなる。反自民票も集めやすくなったに違いない。

 ところが共産党首脳はそういうセンスを持ち合わせていない。きっと不和御大の目が黒いうちは無理なのだろう。組織は老害によって弱体化してゆくのである。

 少しだけ調べてみたのだが共産党の得票数は819万票で頭打ちのようだ(1998年参院選)。

 一方、公明党は約898万票が最高である(2005年衆院選公明党の得票数の推移。 - 気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆)。「実世帯数の2.5倍を超えない得票数」との指摘は鋭いと思う(学会世帯数の推移と得票数 - 創価学会の没落)。地域ごとの得票率を見ると西日本の方が強いようだ(公明党の勢力分布を初公開・市区町村別に比例得票率を地図化(2017年衆院選精密地域分析Part5)★|三春充希(はる) ⭐未来社会プロジェクト|note)。

公明党比例区得票数推移

 共産党については留意が必要で、同じ左翼の社民党はまだ100万票を獲得しているし、極左のれいわ新選組は200万票以上集めているのである。つまり左翼全体としては公明党に勝っているのである。

 油断できないのは反資本主義的な心理傾向が見られる事実である。佐藤優は既に過去の人物となりつつあるが、斎藤幸平著『人新世の「資本論」』がベストセラーになっていたり、池上彰がテレビで重用(ちょうよう)されている事実を軽んじてはならないと思う。

党首公選制導入を訴えて日本共産党を除名になった松竹伸幸氏が記者会見 「憲法の言論・表現の自由は共産党員には全く許されていないに等しい」 =ネットの反応「共産党に入る前に気付けよw ボーっとしてたの?」 - アノニマス ポスト