斧節

混ぜるな危険

長崎県立五島高等学校奈留分校の愛唱歌

 私は随分後になってからこの事実を知った。荒井由実は17歳で作曲家デビュー。歌手としては1972年7月にシングルレコードを出している。長崎新聞の記事には「作詞作曲はデビュー間もないシンガー・ソングライターユーミンこと荒井(松任谷)由実さん」とある(2024/03/27)。二十歳(はたち)の女性が離島の高校生の要望に応えて、これほどの名曲を作った事実に驚かされる。スタジオ録音盤のコーラスはシュガー・ベイブ山下達郎の声ばかりが目立って大貫妙子の声が聴き取れない。

 1974年(昭和49年)に長崎県立五島高等学校奈留分校(現・長崎県立奈留高等学校)の女子生徒が、奈留分校に合った校歌を作ってほしいとラジオの深夜番組『毛利久のオールナイトニッポン』の「あなただけのイメージソングを作ります」のコーナーに投書した。当時の奈留分校では五島高校の校歌がそのまま校歌とされていたが、その歌詞は本校から離れた奈留島にある奈留分校の生徒にとってなじみが薄いものであった。この投書に応えて、当初は加藤和彦が曲を作って番組でオンエアされたが、依頼者のもとに届けられるはずだった録音テープが行方不明になったため、改めて荒井由実作詞・作曲による「瞳を閉じて」が贈られた。


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