斧節

混ぜるな危険

シモンズ

「ひとつぶの涙」(1972年)は記憶の底に刻まれた曲だ。今聴いてもそれほど古さを感じない。当時私は小学3年生だった。一番古い記憶にあるのは「帰って来たヨッパライ」(1968年)だが、カーラジオで頻繁に流れていたのを覚えている。「変な歌だなー」と思った。それは多分、学生運動が盛んな「変な世の中」を反映していたのだろう。次に「花嫁」(1971年)、そしてこの曲と続く。当時の日本フォーク界はピーター・ポール&マリーPPM)の影響が色濃くあった。サイモン&ガーファンクルが1964~70年の活動を終え、カーペンターズがメジャーデビューしたのが1969年のこと。フォークの全盛期といってよい。キャンディーズ(1973~78年)の頃まではまだコーラス文化が残っていたような印象がある。