国歌シリーズ第1弾。ミリアム・マケバを辿って見つけた動画。ポール・サイモンが共演していて驚いた。もっと驚いたのは、これが南アフリカの国歌であったことだ。アパルトヘイトの残虐が、「大声で叫ぶ」のではなく「押し殺した声で紡ぐ」スタイルを強(し)いたのだろう。タイトルは「神よ、アフリカを祝福したまえ」。つまり、まだ「祝福には至っていない」のだ。死が大手を振って南アフリカの大地を歩いていた。ネルソン・マンデラは大統領となったが、数多くの死者を喜ばせるほどの国になり得たかどうかは疑問だ。この曲の背後で静かに流れているのは涙ではない。血だ。