大木トオルは1976年に単身渡米し、全国ツアーを成功させるまでに至り、「ミスター・イエロー・ブルース」と称されたブルースミュージシャンだ。マディ・ウォーターズ、ジョン・リー・フッカー、アルバート・キング、B.B.キングとも共演。ま、大リーグで活躍したイチロー、松井、大谷みたいな存在だと思えばよい。この曲はアン・コールが1956年に録音し、翌年、マディ・ウォーターズがカバーしたことで一躍有名になった。大木トオルはアメリカのブルース界に適応したというよりは、元々ブルースの化身みたいなところがあり、「ブルース界のラマヌジャン」という形容が相応(ふさわ)しいようにも思う。音楽活動に並ぶライフワークとして、殺処分寸前の捨て犬や被災犬たちを救い、セラピードッグとして育てる活動を40年以上続けており、「一般財団法人国際セラピードッグ協会」を創設した(2002年に任意団体、2015年に財団法人化)。