斧節

混ぜるな危険

日本のジャーナリズムは死んだ

・『税金を払う奴はバカ!大村大次郎

 ・ワクチン接種率が世界一なのに、コロナ死者率も世界一の日本
 ・日本のジャーナリズムは死んだ

 そして、まず確認しておきたいのは、河野氏はこの時点(※自民党の広報誌「Libre」2021年6月号のインタビュー記事)では「ワクチンには発症を抑える効果がある」と断言していることです。
 現在、ワクチンを推進する人たちは、「ワクチンは、発症は抑えられないが、重症化を抑える効果がある」と言っています。しかし、それはワクチンに「発症を抑える効果がない」とわかってから言い始めたのです。当初は「発症を抑える効果」を大々的に喧伝していたのです。
 つまりは、当初予定していたワクチンの最大の効果である「発症を抑える効果」はなかったのです。
 当初のワクチンの目的は、完全に失敗していたのです。しかし、その失敗を隠すために、「重症化予防」と言い換えるようになったのです。


【『河野太郎とワクチンの迷妄』大村大次郎〈おおむら・おおじろう〉(かや書房、2023年)】

 専門家ではない大村大次郎が本書を著したことは、「日本のジャーナリズムが死んだ」ひとつの証拠と言ってよい。石丸伸二市長の登場も同様で、本来であればジャーナリズムが行うべき仕事を石丸が体現しているのである。日本の商業ジャーナリズムは真実はおろか事実すら隠蔽(いんぺい)しているのだ。

 武田邦彦が鳴らした警鐘も同様であった。「なぜ副反応の補償を製薬会社ではなく国家がするのか?」「基本的に感染症は拡大したのち軽症化してゆくものだ」「厚生労働省は感染経路すら明らかにしていない」等々。

「軽症化してゆく」というのは簡単な話だ。ウイルスは単独では生きてゆくことができない。そのため植物や動物に寄生する。で、強毒性を発揮したウイルスは母体と一緒に死んでしまうのだ。つまり弱毒性のウイルスしか生き残れないわけだ。しかもウイルスは飛散している間にも進化し続ける。そして動植物の側もゆっくりとではあるがウイルスに対抗すべく進化を遂げる。人間のDNAそのものにウイルスの痕跡があると言われているから、ウイルスの存在が進化を促してきたと考えられている。

 なぜ平然と嘘をつくのだろうか? それは人々を騙(だま)すことで金儲けができるからだ。宗教も国家も企業もシステムの違いがあるだけで、経済的な目的は何ら変わるところがない。儲かるためなら人の命だって犠牲にできるのだ。

 NHKはワクチン被害者の取材映像を、新型コロナウイルスの被害者であるかのように見せかけて放映した。そんな真似をしてまで広めたい嘘と隠したい真実があるのだ。

「次の首相にふさわしい政治家は、トップが河野太郎行政・規制改革相の23%」(2021年9月読売新聞調査)。河野太郎を選んだ国民に是非とも本書を奨(すす)めたい。

 国民は馬鹿なのだろうか? その通り。テレビだけ見ている国民は。