斧節

混ぜるな危険

この地球上で一番悪どいのは弁護士

『実子誘拐ビジネスの闇』池田良子

 ・この地球上で一番悪どいのは弁護士

 また、これも重要なことだが、弁護士をすぐに信用しないことだ。いまだに日本人はこの職業名に弱いようだが、クズみたいな弁護士が世の中には山ほどいることを知っておいてほしい。
 なにしろ、こやつらの悪さは言語に絶する。私も悪いやつはたくさん見てきたが、この地球上で一番悪いのは、ヤクザでもない、詐欺師でもない、間違いなく(悪辣な)弁護士である。これは仕事でつきあいのある警察幹部や探偵、他の弁護士などとも一致した意見だ。これほど人の心をもてあそんで平気でいられる生き物を私は他に知らない。
 しかも、その目的がただの金だというのだから、その愚劣さは筆舌につくしがたい。やつらの悪さと比較したら暴力団などはまだ善良……なんていうとまたクレームがきそうだが、そう言いたいほど、鬼畜生にも劣る外道だ。断じて許すことはできない。


【『証拠調査士は見た! すぐ隣にいる悪辣非道な面々』平塚俊樹〈ひらつか・としき〉(宝島社、2012年)】

出鱈目な法律論をYouTubeで語り【さいとう前知事】を悪者にしている、弁護士をみつけたので、小林裕彦弁護士事務所に電話してみた!」関連記事。

 証拠調査士(エビデンサー)とは「警察や弁護士が手を出せないトラブルの解決に向けて調査をし、証拠を集め、最終的に解決を図る仕事」とのこと。海外ではメジャーな仕事らしい。

「カネのためとあらば何でもする」弁護士の実例が紹介されている。法律を学ぶと人間のクズができてしまうのは奇妙な話ではある。

 かつて仕事の関係で一度だけ弁護士に相談をしたことがある。クリスチャンだった。あれこれと親身になってもらったのだったが、結局「無料でいい」と言われて驚いた記憶がある。ま、どんな世界に例外は存在するということなのだろう。

 取り敢えず、「弁護士は悪人」と覚えておけばよい。