斧節

混ぜるな危険

亡き父はすごい倹約家だった

 心から謝罪する学会員が果たして何人いることだろう? 創価学会本部はこの哀しい叫び声に応えるのだろうか? たぶん、「お門違い」を指摘されるだけだろう。あたかも宗教企業のような冷酷な対応に終始することだろう。挙げ句の果てには「地元で指導を受けよ」とまで言い募ることだろう。そこにあるのは、「責任回避」の四文字だ。お悔やみの言葉も出てこないよ、きっと。

 父親を「嫌い」ながらも、捨て切れない尊敬の念が窺(うかが)え、それがより一層悲哀を濃くする。愚直さが裏目に出てしまったのか。あるいは家庭に居場所がなかったのか。それとも学会組織に都合よく使われたのか。

 激しい活動をすればするほど家族は犠牲を強いられる。育ち盛りの子供を放りっぱなしにしているケースも目立つ。積もりに積もった感情は決して癒されることなく、家族をバラバラにしてしまう。

 組織に殺されるな。