斧節

混ぜるな危険

自分が追求されると逃げ回り、説明を拒む新聞記者

・自分が追求されると逃げ回り、説明を拒む新聞記者

 ・マスコミの言動には責任がない

 第二次大戦後、アメリカで収容されていた日本人スパイがアメリカから密命を帯びて、日本の新聞社とテレビ局に送り込まれたという説がある。GHQが去った後も日本をコントロール下に置こうと企図したものだろう。

 例えば、読売中興の祖といわれる正力松太郎は、CIAからの接触を受けて読売紙上で大々的な原子力平和利用キャンペーンを実施。その後、自ら原子力委員会の委員長となり、原子力発電所の設置を実現した。正力は「ポダム」というコードネームを与えられたCIAのエージェントであった。

 堀江貴文近鉄球団買収に失敗したのは、「ナベツネに挨拶しなかったから」という理由だけだった。それを目の当たりにした孫正義三木谷浩史が同じ轍(てつ)を踏むことはなかった。もっと凄いのは、新たに就任した首相は必ずナベツネに挨拶しなくてはならないという事実である。我が国の権力構造が何となく透けて見える。

 新聞社の増長ぶりは新聞記者を見ているとよく理解できる。映画や小説だと新聞記者は迷惑な野次馬として描かれていることが大半である。個人的には東日本大震災で事実を隠蔽(いんぺい)し、根拠も示さずして安全だという嘘を散々垂れ流してきた一点に鑑み、新聞は不要であると考えている。

 石丸市長が意図しているのは、「広く会議を興し、万機公論に決すべし」(五箇条の御誓文)という、ただそれだけのことだ。根回し、談合、密約、更には付け届けや奢(おご)り奢られといった悪しき日本文化と訣別せよ、市民の前ですべてを話し合おうではないか、と言っているだけなのだ。それをメディアにまで突きつけているところが彼の本気を示している。

読売新聞はCIA新聞