・池田大作2012年死亡説
中丸●後藤(※忠政)さんは、なぜアメリカに行って肝臓移植ができたのでしょう? 普通、ヤクザだと入国できません。
池田●コネクションが相当あったのです。もちろん、後藤組を使っていた宗教組織にもコネクションがあります。外国へ寄付をいっぱいしていて世界中に大学まであります。個人資産が23兆円だから、おカネの力で何だってできる。
その団体は、組織として1日に上がるおカネが1500億円です。今の日本の閉塞感は、自民党の若い議員が組織票とおカネに全部依存してしまっているからです。独立できないのです。そこを一掃しなければダメですね。
中丸●どんな宗教も、組織になったら腐ってダメなのです。
池田●トップが神様になったら、その日から堕落します。
池田●後藤組を使っていた宗教組織の勉強家だった初代のトップが「『一念三千論』という悟りの書を書いた人間が、俺の後の2代になる」と予言しているのです。その「一念三千論」を書いた人が、五井野正さんです。しかしそれを「池田大作」と名前をかえてしまった。偽装しているわけです。
もしあの宗教団体に五井野さんがおさまっていたら、戦後史に闇もなくて、本当のミロクの世ができた可能性はあります。もちろんアメリカがどこまで出てくるかわかりませんが。
(中略)
中丸●池田大作はとっくに亡くなっているといいますね。
池田●2年前の2012年2月2日、慶応病院で亡くなっています。脳腫瘍だったから、最悪の状態です。脳腫瘍だけは、どんなにモルヒネを打っても痛みが取れない。だから、七転八倒、苦しみながら死んだのです。それだけ自分の人生の悪行が脳に来ました。現在表に出ているのは、声の影武者ですね。
中丸●組織としてすごい財産を持っているから、内部闘争があるみたいですね。
池田●外国も狙っているのではないですか。アメリカも当然狙っているだろうし。
中丸●フリーメイソンとかイルミナティなどのネットワークにつながってますから、そういう宗教団体は、そのままにしておけませんね。
池田●宗教法人税をつくれば簡単です。監視が入りますから。
【『沈むな!浮上せよ! この底なしの闇の国NIPPONで覚悟を磨いて生きなさい!』池田整治〈いけだ・せいじ〉、中丸薫〈なかまる・かおる〉(ヒカルランド、2014年)】
ヒカルランドは所謂(いわゆる)トンデモ系出版社である。それでも時折読むのは、ゴミの中からレアメタルを探すような作業と考えている。
池田整治は防大出身の元自衛隊幹部で、中丸薫は女性版池田大作ともいうべき女傑だ。
ネットに出回っていた池田大作死亡説の根拠はこのテキストによるものだろう。真相はわかるはずもない。
ただし、池田が公の場に姿を現さなかったのは事実で、「お元気な池田先生」との決まり文句をぬくぬくと吐き続けてきた創価学会首脳部の無責任が様々な憶測を招くのは避けようがない。
既に書いた通り、遺体を学会員の目に触れさせなかったことが重要だ。半眼半口の死相であれば、これみよがしに公開したことだろう。多額の香典を集めることもできたはずだ。
亡くなった場所を「居宅」としたのは自宅でなかったことを意味している。たぶん信濃町の創価学会の施設内で逝去したのだろう。
創価学会に遺恨がある国税局(『徴税権力 国税庁の研究』)が相続の行方に目を凝らしているかどうかも気になるところだ。
いずれにせよ時間が経てば必ず真相が明らかになる。最も大事なことは「創価学会員に事実を伏せた」ことだろう。つまり、都合が悪いことを隠蔽する組織的な体質があることを証明してしまった。しかも首脳部は「隠した上でも会員を騙(だま)せる」という成功体験をつかんでしまった。
今後は、「今だから言えるが」を枕詞(まくらことば)にして現執行部に有利な情報が次々と話されるに違いない。もちろん、作り話も含めて。