斧節

混ぜるな危険

更科修一郎に注目

 全創価学会員が喪中のため、新年の挨拶は控える。

 更科修一郎創価高校創価大学出身者なのか? 詳細は不明。多分サブカル畑のライターと思われる。記述が正確で書誌情報が豊富なことからわかる。それにしても面白い人物が出てきたものだ。3本の記事を紹介する。いずれも秀逸なテキストなので保存しておいた方がよい。

「蓮華の代紋」を背負った、宗教3世の〈元〉批評家が綴る!…池田大作氏「最後の13年間」(更科 修一郎)
黙殺され続けたベストセラー小説?…学会員の新約聖書『人間革命』のメディアミックス史(更科 修一郎)
学究組織から巨大新宗教団体へ…池田大作お隠れ後の創価学会・公明党幹部の官僚化(更科 修一郎)

 そして、その理想主義者を1949年10月の日本正学館倒産で、愛人に経営させていた系列会社の小口金融(消費者金融)・大蔵商事の営業部長へ配置転換して借金取りをやらせた挙句、1951年に施行された宗教法人法の非課税措置を利用して創価学会を事業化することで負債を清算……。ようやく経済的苦境を乗り切ったのだから、戸田城聖という人物は本当に無茶苦茶なのだが、この清濁併せ呑む体験が池田を稀代のマキャベリストとして大成させることになる。


学究組織から巨大新宗教団体へ…池田大作お隠れ後の創価学会・公明党幹部の官僚化(更科 修一郎)