斧節

混ぜるな危険

高瀬広居 の検索結果:

原島嵩が証言する言論出版妨害事件 その二

…好意的だった評論家の高瀬広居氏のインタビューに応じた池田は、「本当に自殺したいくらいの心境だ。まるで処女が強姦されたようなものだ」と、歴史に残る「みっともない発言」をしたのも、加害者であるにもかかわらず被害者を装うという、池田独特の被害者意識の性格を物語っています。 私は、ずっと側にいて不思議に思ったことが一つあります。それは池田がまったくといっていいほど、日蓮正宗の僧俗の基本中の基本たる勤行・唱題をしていないという事実でした。 時として、側小姓のようについていた私たちに「代…

創価学会が起こした言論出版妨害事件

… その思想と生き方』高瀬広居)と豪語した池田が田中に泣きついた恰好だ。後の話であるが「月刊ペン裁判」の際には笹川良一に仲裁を頼み込んでいる。どうやら内弁慶のようだ。 私は主要な創価学会批判本は粗方(あらかた)読んでいるが、一番つまらなかったのが本書である。「なぜ、この程度の批判に大騒ぎしたのか?」という疑問が拭えなかった。たぶん、藤原の影響力を恐れたのであろう。 言論出版妨害事件についてはWikipediaを読めば詳細が判る。著者はもとより、出版社・書店にまで脅迫が寄せられた…

謙虚と傲慢

… その思想と生き方』高瀬広居〈たかせ・ひろい〉(有紀書房、1965年)】 昔からそうなのだが、活字になっているスピーチは「一往」で、区幹部クラスに口伝で伝わってくる“折々の指導”が「再往」というような立て分け方がある。支部などの組織では常識を通し、人材グループなどでは常識外の内容を語るのも同じ原理だろう。 組織には信心のレベルが様々な人がおり不信を起こさせるわけにはいかない。だが選ばれた人材の集まりでは思い切った内容の話ができる――という理窟だ。 1965年は昭和40年である…

日蓮の再誕

… その思想と生き方』高瀬広居 ・日蓮の再誕 昭和52年に起きた有名な話だが、池田大作が千葉の清澄寺(大聖人が幼少の頃に修学された寺)を訪れた際、そこに生える千年杉に向かい、木肌を撫(な)でながら、「久しぶりだね。700年ぶりだねぇ」と呟(つぶや)いてみせた件(※実は、この千年杉の樹齢はまだ約250年だった)や、あるいは、小松原法難に縁の深い華房の地へ行った際には、傷洗いの井戸を見ながら、「あの時(小松原法難の時)は、たしか14人だったかな」と発言した件など、ともかく池田が自分…

「私は、日本の国主であり、大統領であり、精神界の王者であり、思想文化一切の指導者・最高権力者である」

… その思想と生き方』高瀬広居〈たかせ・ひろい〉(有紀書房、1965年)以下同】 いや、何ひとつ明らかではないが。 高瀬広居は浄土宗の寺に生まれた宗教家で、長らくテレビマンをしていた。創価学会の支持者として知られる人物でもある。 たぶん池田に随行して書いた著作と思われる。創価学会は当時540万世帯で日の出の勢いだった。 池田会長は、モダンな本部応接室のアームチェアーにアグラをかき直すと、煙草を一服し、静かに、そして激しい語気でいった。 「私は、日本の国主であり、大統領であり、精…