斧節

混ぜるな危険

日蓮

龍ノ口から佐渡への道程

・日蓮は悟ったのか? ・龍ノ口から佐渡への道程 日蓮は佐渡に送られていた。 ここに来るまでが、すでにして大変だった。 相模国依知を出発したのが文永8年(1271年)10月10日、久米河(くめがわ)、児玉、下栗須(しもくりす)、高崎と経てから、碓氷(うす…

日蓮は悟ったのか?

・戸田城聖の一瞥体験について ・日蓮は悟ったのか? ・龍ノ口から佐渡への道程 その僅かに黄味がかる白い光に、迷いなく己をすっかり預けながら、日蓮は思う。これが寂光(じゃっこう)というものか。ここは寂光土、すなわち死後の世界なのか。 痛みはない…

無作

無作は正しい。だが、無作三身は誤りだ。自受用身は正しい。だが、自受用報身は誤りだ。先ほど気づいた。

日蓮の真跡と判明した本成寺の曼荼羅本尊:新潟県三条市・法華宗総本山本成寺

真跡とわかった曼陀羅本尊は、中央に「南無妙法連華経」の題目、その両脇に「南無釈迦牟尼仏」と「南無多宝如来」、さらにその両脇に「不動明王」と「愛染明王」とあり、下部に「日蓮」の署名と花押がある。 料紙はコウゾの樹皮が材料の楮紙(ちょし)を加工…

一丈のほり

法然(1133年-1212年)は日蓮が生まれる10年前に亡くなっている。とすれば、日蓮の剽窃(ひょうせつ)か。一丈のほりをこえんとおもわん人は、一丈五尺をこえんとはげむべし。往生を期せん人は決定の信をとりてあいはげむべきなり(法然)一丈の堀を飛び越え…

たとえノコギリで手足を切断されようとも怒ってはならない

・『日常語訳 ダンマパダ ブッダの〈真理の言葉〉』今枝由郎訳 ・『ブッダの真理のことば 感興のことば』中村元 ・『原訳「法句経(ダンマパダ)」一日一話』アルボムッレ・スマナサーラ ・『原訳「法句経」(ダンマパダ)一日一悟』アルボムッレ・スマナサ…

諸法非我

・『ブッダは歩むブッダは語る ほんとうの釈尊の姿そして宗教のあり方を問う』友岡雅弥 ・意業がカルマの基盤 ・諸法非我・『神々の山嶺』夢枕獏 ・『すらすら読める 養生訓』立川昭二 『諸法無我』も歴史上、大きく誤解されてきた言葉です。 パーリ語では、…

日蓮遺文の偽書を巡る議論

・日蓮遺文の偽書を巡る議論・本覚思想の正当性 ・本覚思想とは時間論 ・本覚思想とは時間的有限性の打破 ・如来蔵思想の覚え書き さほど関心があるわけでもないのだが、ちょっと気になったので覚え書きを残しておこう。既に何度も書いてきた通り、私として…