斧節

混ぜるな危険

宗門vs.創価学会紛争

我が身を省みることのない支離滅裂な指導

 ・天命尊徳会長、山木進一三代会長、辞任劇場は秋谷栄之介、石田次男一族の計画失脚

 上記ページには創価学会側から見た宗門vs.創価学会紛争の一連のトピックスが書かれている。中々上手くコンパクトにまとまっていると思う。ただし、完全に創価学会視点のため間違いも散見される。例えば福島源次郎の大牟田発言など。

 ある種の「物語」である。創価学会が稚拙なところは日蓮正宗側の物語を踏まえた上で、真相を追求する姿勢を欠いているところにある。

 49.1.2  山木先生、日達法主より「正本堂建立賞与御本尊」を賜る。山木先生、赤沢朝陽に同御本尊の御謹刻を依頼。
 49.4   御謹刻御本尊完成

 49.9.2  尊徳会は連絡会議の席上宗門側に「本部常住御本尊の護刻」を申し出る。(藤本メモに「本部3階の御本尊の件-板本尊にしたい-OK」とある。)

 正本堂建立賞与御本尊の謹刻を宗門が許可したとは書かれていないところがポイントだ。

御本尊模刻の真相

 宿坊板の面々が秋谷の悪口を散々書いていたのはこうした事実を彼らが知っていたためだろう。人間の脳は情報に振り回される。特にその情報の機密性・秘密性が高ければ高いほど信じ込んでしまう傾向がある。

 彼らは自分たちの無節操に気づいていない。池田という存在を絶対に動かすことのできない座標軸と考えているから、周囲の全てが悪に見えてしまうのである。

 実際の「若き日の日記」は悪口だらけだったという。会長時代に幾度となく北条や秋谷に対して「公開するぞ!」と脅していた。老境に側近を裏切り者扱いするところが、スターリン大粛清を思わせる。

 池田自身の疑心暗鬼を想像すれば、これほど孤独で不幸な人物もあるまい。そして選挙に敗れれば原田を衆目の中で土下座をさせるのだ。だったら自分で選挙の指揮を執ればいいのだがそうはしない。

 やがて、『毛沢東の私生活』(李志綏〈り・しすい〉著)のような書籍も公刊されることだろう。尚、著者は発刊から3ヶ月後に心臓発作で死亡している。