たまたま、Wikipediaの「ベストセラー本の一覧」というページを見つけた。『ドン・キホーテ』の5億冊に驚嘆した。私は一度読んだが挫けている。小説『人間革命』『新・人間革命』の累計部数は5400万冊となっている。通常、100万部で1億円の印税といわれるから凄いものだ。ただし、池田は『人間革命』の印税については創価学会に寄付していると公言する。
5400万冊を12巻+31巻で割ってみると、1冊あたり125万5814冊となる。少なすぎやしないか? 旧はてなダイアリーにも書いたが、『人間革命』の第12巻を葛飾区の総区幹部は強制的に100冊買わされている。葛飾の歴史が綴られているため、ベストセラーにしようという目論見だが、そうでなくても複数冊持っている学会員は多い。単行本と文庫本とか。
創価学会の1世帯あたりの人数は2を割っていると考えられるが、それにしても少ないような気がする。会員数については以下の記事も参照せよ。
・共産党を思わせる創価学会の秘密主義
・年間数千億円といわれる創価学会の「財務」に税金はまったくかからない
『新・人間革命』が第30巻上下まで続いたことを私は知らなかった(笑)。会長勇退から昭和57年(1982年)の文化祭運動で終わっていたとはね。これだと、池田に対する世界的な評価や、公明党の政権入りに触れていないため画竜点睛を欠く。
執行部は『続 新・人間革命』を企図しているのではあるまいか。池田没後に出版すれば、彼らは売上金を自由に使うことができる。17巻にすればちょうど全体で50冊となってキリがいい。で、作中に谷川が登場すると思うぞ。